介護記録の書き方と種類

介護職員の中には、高齢者と接することは好きだけれども、文章を書くことが苦手な人が多いと言われています。また、介護保険制度が試行されてから、多種多様の書類を揃えることが必要となり、さらには現場で働く介護職員の大きなストレスになっているとも言われているのです。

 

当サイトでは、現場の介護職員が毎日の記録を書くための参考になるように、介護サービス利用者の生活場面ごとに記録のための観察のポイントを押さえ、それを生かした具体的な記録例を紹介していきたいと思います。

 

そのまま応用できる例文も掲載していますので、書くことが苦手な介護職員や、介護の仕事のついてまだ日が浅い初心者にとっても、すぐに役立つと思います。よい介護記録をたくさん読むことが、よい記録を書くための上達手段の1つになります。

 

例文を通じて、自然とよい介護記録の書き方を学べるとともに、介護サービス利用者へのよい関わりを学び、さらにワンランク上の介護職員へとステップアップできると思います。介護職の記録が毎日の事柄や、状況を伝えるだけでなく、高齢者の気持ちが伝わる介護記録になれば幸いです。

 

介護記録の種類

 

介護の記録には、どのような種類があるでしょうか。細いものまで数に入れると、把握しきれないくらい多くの記録がありますが、何について書かれたものであるかを考えると大きく3つに分けることができます。

 

記録は、書いている人と書かれている対象の関係によって成立しています。書くのは介護職員です。他の人が書いた記録であっても、特定の個人が書いた記録には変わりないでしょう。

 

それでは、どの記録を書くときも、あなたはあなたらしい記録を書けば良いのでしょうか。違いがが出るのは、記録ごとに書かれる対象が異なるからです。

 

介護の記録は、@事業所やユニット全体の様子を把握するための記録、A介護サービス利用者自身の状態を把握するための記録、B報告や申請、提出を目的とした記録の3つに分けることができます。

 

@に関しては、介護業務日誌などです。Aでは、介護サービス計画書・フェイスシート・ケース記録・食事記録・排泄記録・入浴記録・バイタル記録・水分補給記録などが挙げられます。

 

Bでは、ヒヤリハット・自己報告書・行事計画書・研修レポート・家族との連絡帳・会議の議事録・申し送りのための連絡ノートなどが挙げられます。