自立支援介護について

現在、介護職の専門職化が、社会からも介護職自身の側からも求められています。高齢者の介護といえばおなじみのおむつ交換は、誰でも出来る素人の介護で、これに終始しているようでは、社会は介護職を専門家とはみなしてくれません。

 

専門家とみなされなければ、社会的地位と賃金は素人レベルで終わってしまいます。その一方で社会は、質の高い介護を望んでいます。質の高い介護とは、おむつ交換で終わるのではなく、おむつを外して、快適でQQLの高い生活を実現できる介護を指します。

 

言い方を変えれば、高齢者自身の自立性を取り戻す介護であり、つまり自立支援介護こそが質の高い介護といえるのです。介護職員側では、自立支援には強い達成感があり、やりがいのある仕事になります。

 

そこではじめて専門職として、社会的にも自分自身でも認められるのではないでしょうか。専門職介護、つまり自立支援介護の実践には、新しい知識が不可欠ですし、その大部分が生理学的知識になります。

 

これは、医学で発達してきた分野で、介護に役立つ部分を抜き出して、再構成したものになります。新しい専門分野とは、常に古くからある分野から必要な知識を借りて新しい形に再構成することで進化していくのです。