介護職員の3つの介護方法

介護職員初任者が実施する介護内容は大きく3つに分けることができます。

 

まず「介助」。これは、上手く歩けない高齢者に肩を貸してあげたり、自分1人では食事が出来ない人にスプーンで食べさせてあげたりするなど、身体的な障害が原因でその動作が困難な高齢者や、認知症のために食べ物を認知できない人のために支援を行っていきいます。

 

一言で言えば、原因が何であれ、身体的な動作の全て、もしくは一部を本人に代わって他の人が実施する介助といえるでしょう。

 

2つ目が「指導・助言」。これは、動作の手順が分からなかったり、時間がかかる時などに、口頭で指示をしたり、気付かせたり、動作のやり方を助言することを言います。

 

認知症の患者さんに対して、気分を落ち着かせるためになだめたり、状況を納得してもらう必要もあります。言い換えるならば、口頭による介助といえるでしょう。

 

最後が「見守り」です。これは、本人が本来おこなうべきものや、その手順等も分かっている時に、安全にそれが実施されているかどうかを確認します。例えば、足腰の弱い高齢者が歩く際に、転びそうにならないかどうかを注意して見守ったり、異食や徘徊が起こる可能性のある認知症患者の側につき、見守ったりします。

 

指導・助言が言葉により介護であることに対して、見守りは目による介護、介助は手による介護になります。

 

介護職員初任者の実際の場面においては、相手の機能やその状況に応じて、この3種類の介護方法を使い分けることが大切です。家の中を移動するだけであれば、見守りだけで充分な場合でも、外を散歩する場合は、万が一のことが起こらないように手を添えて介助する必要もあるでしょう。

 

また着替えをする際には、自力で出来る部分はじっくりと見守りながら、手順のみを口頭で指導・助言しながら、支援が必要な時のみ手を添え介助をすといったように、ケース応じて柔軟に対応していくことが大切なのです。