介護職員初任者研修課程を現場で活かすためには?

実技研修では、ロールプレイング方式を採用しており、より実践に近い形で技能を身につけていきます。ロールプレイングとは、実技スクーリングにおいて、実務の中の様々な状況を想定しながら、実践的な技術を修得する学習方法です。

 

学習する側が介護する側・される側(食事介助・車いす介助など)を体験することによって、両方の心理状態を体験することができるのがメリットです。厚労省の要綱の中でも「ロールプレイングに際して見学のみで修了することがないこと」と記述されており、誰もが参加することが義務付けられています。

 

しかし、どんな実践に近い訓練を積んでも、現場の仕事を完全にシミレーションができるということではありません。せっかく身につけたスキルや知識を宝の持ち腐れにしないための心得について書いていきたいと思います。

 

業務日誌の作成

 

まず1日の仕事が終わったら、会社で提出する業務日誌とは別に、自分だけの業務日誌をつけることをおすすめします。中々時間が取るのが難しいという方は、メモ書き程度でも良いとおもいます。

 

例えば、・1日の良かった点、悪かった点・利用者や家族から褒められた点・利用者の表情や言動・疑問に思った点・改善したい点、等を、可能な限り客観的な視点で書いていきます。

 

多少手間かもしれませんが、記録として残すことで、後から読み返すことも出来ますし、自分の仕事内容が研修で教えられたことと合っているかどうか、ズレを修正するためにはどこをどのように改善すれば良いかチェックするのに役立ちます。

 

また自分では解決策が見えない場合や、疑問に思った点は、上司に相談したり、仲間同士で課題を持ち合い、勉強会を開くのもおすすめです。

 

高い目標を持って仕事に取り組む

 

現場で働くヘルパーの中には、より高い目標を持ち、例えば実務者研修や介護福祉士、ケアマネジャーなどを目指して働いている人もいます。どんな職業でも共通して言えることですが、働きながら、学ぶということは大切であり、現場でのサービスの質を向上させてくれる近道になります。

 

定期的なミーティングやスキルアップ研修を積極的に開催している事業者もありますが、そういった機会が無い場合でも、自分なりの目標を設定して前向きに仕事に取り組んでいきましょう。

 

また、すでに実務者研修過程を修了している場合、3年ごとに継続養成研修を受講することになりますが、それ以外にも勉強会を開催する等して、仲間同士で刺激を与えながら、より高いレベルを目指したいものです。

 

現在、自分に足りないものは何なのか、逆に自分が得意なことは何なのかを振り返り、課題を持ちながら仕事をしていくことが大切なのです。